東レ、米国子会社がハンガリーにPPS樹脂コンパウンド拠点新設、自動車軽量化に対応

ゾルテックは、ハンガリーにPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂コンパウンド(複合材料)の生産拠点を新設する。同社は東レの米国子会社で、炭素繊維を手掛ける。東レグループにとって、樹脂コンパウンドを扱う欧州で初めての生産設備となる。自動車の軽量化に向けた需要に応える。樹脂コンパウンドは合成樹脂に機能性を加えた素材だ。

PPS樹脂は耐熱性や耐薬品性、機械強度、難燃性に優れる高機能素材で、自動車の電装部品やエンジン部品などに使われる。欧州では自動車の燃費やCO2排出量が厳しく規制され、燃費性能を高めるために部材を樹脂にする動きが加速し、自動車部品メーカーはPPS樹脂の使用量を増やしている。こうした背景から生産拠点を設ける。

ハンガリーの生産拠点は、ゾルテックが持つ既存の炭素繊維工場のインフラと人員を活用して、PPS樹脂を試作・生産する。生産能力は年間3000tで、2018年3月からの稼働を予定している。欧州にPPS樹脂の生産拠点を設置することで製品評価、試作対応の速度を速め、欧州市場への供給体制を強化するとともに、新規需要を開拓する。

東レグループは現在、日本、中国(深セン、蘇州、成都)、韓国、タイ、米国にPPS樹脂コンパウンドの拠点を保有し、ハンガリーを合わせると6カ国・8カ所になる。各拠点が緊密に連携して製品開発・評価機能を進めると同時に、現地生産でのタイムリーな供給体制によって、ニーズに対応したきめ細かいサービスを展開する。

出所: http://business.nikkeibp.co.jp; Toray

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