中央統計局(KSH)の発表によると、ハンガリーの11月の年次消費者物価指数(CPI)は3.7%に達し、前月の3.2%から上昇した。

食品価格は前年同月比で4.9%上昇。小麦粉は39.3%急騰、牛乳は16.6%上昇、外食費も7.9%上昇した。一方で、パスタの価格は6.4%下落、マーガリンは2.7%減少、砂糖も5.8%安となった。

家庭用エネルギー価格は3.2%低下。ガス価格は6.3%、電力価格は0.3%それぞれ下落。耐久消費財価格は0.2%下落した。一方、燃料価格は0.7%上昇。アルコール飲料やたばこの価格は4%上昇、衣料品価格も2.8%上昇した。サービス価格は全体で7%の上昇を記録した。

欧州連合(EU)の他の加盟国と比較しやすくするために調整された調和CPIは3.9%となり、燃料や食品などの変動しやすい項目を除外したコアインフレ率は4.4%に達した。年金受給者が毎週利用する買物やサービスを含めたCPIは3.7%だった。

月次比較では、消費者物価は0.5%上昇。食品価格が0.9%、燃料価格が2.4%それぞれ上昇した。

出典:Budapest Business Journal