チェコ政府は、EUが計画している排出量取引制度(ETS2)の拡大について、2027年から暖房用燃料と輸送用燃料にCO₂コストを課すことを1年延期するよう求めている。チェコ政府は、2028年への延期は炭素市場を安定させ、社会的影響を最小限に抑えるために必要だと主張している。この提案はイタリア、ラトビア、スロバキアから支持を得ており、フランスは話し合いに前向きな姿勢を示している。しかし、欧州委員会とルクセンブルグは規制の安定性を理由に変更に反対している。チェコは今後、2025年の気候政策見直しを前に、欧州の議員に支持を求めていく予定だ。

出典:Euractiv