ハンガリーとその周辺国(中東ヨーロッパ)における新型コロナウイルス関連の最新情報をお届けいたします。
ハンガリー
ハンガリーの賃金上昇が減速
ハンガリー中央統計局(KSH)に公開されたデータによると、本年度3月にハンガリーのフルタイム勤務者の賃金上昇率は前年比で9%増に留まった。これで賃金上昇率は4ヶ月連続で減速していることになった。現在の平均賃金は総額1,147ユーロ、手取り771ユーロである。中央統計局のデータによると、1月から3月までの期間で女性の平均賃金は男性の賃金より17%低かったという。
チェコ共和国
6月15日から旅行規制の緩和
チェコ共和国によると6月15日より下記の「安全」な19か国とチェコの間で新型コロナウイルス検査の陰性結果の提示がなくても自由な旅行を許可するという:ブルガリア、エストニア、フィンランド、クロアチア、アイスランド、キプロス、リヒテンシュタイン、リトアニア、ラトビア、ハンガリー、ドイツ、ノルウェー、ポーランド、オーストリア、ルーマニア、ギリシャ、スロバキア、スロベニア、スイス。ベルギー、デンマーク、フランス、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スペインなどという「中リスク」の国、そして「高リスク」のイギリスとスウェーデンからの入国は今後も陰性結果の提示を条件にのみ認められる。
ポーランド
新たな規制緩和措置
5月27日にポーランド政府は新たな規制緩和措置を発表した。5月30日から公共の場におけるマスクの着用義務は廃止され、マスクの着用は公共交通機関、店舗、映画館、劇場、教会、役所のみで義務付けられる。屋外のフィットネスクラブと児童向け公園は再開できる一方、屋内のフィットネスクラブ、プール、映画館、劇場は7月6日まで営業禁止である。公共の集会の最大参加者人数は150人に制限され、社会的距離の維持や厳格な衛生管理が求められる。
ルーマニア
ロックダウン措置の段階的な解除
ルーマニアの大統領の発表によると、規制措置の緩和と同時に今後も安全な社会的距離を保てられるよう特殊な措置が導入されるという。6月1日から屋外飲食店が営業再開したが、テーブルの間に2メートルの距離を置くことが義務付けられる。海水浴場も再開するが、2メートルの距離を保つことが必要となる。参加者500人未満の屋外イベントは許可されるが、観客は座る必要があり、2メートルの社会的距離を保たなければならない。6月1日から国際道路や国際鉄道の利用が許可され、国内でも自由に移動できるようになった。屋外スポーツイベントは無観客で実施される。国家試験は通常の予定通りに行われる。
スロバキア
規制緩和措置の第5段階
スロバキアは規制緩和措置の第5段階に入った。スポーツ施設は再開し、年配者限定の買い物の時間帯は廃止され、飲食店に関する規制も更に緩和され、6月10日から500人までの大型イベントも行えるようになる。ただ、ナイトクラブ、中学校と高校は今後も閉鎖される。