2023年2月6日、日本の大手製造企業日本製紙グループの子会社である日本製紙株式会社が、ハンガリー・ヴァーツラート-トに新工場を設立することが公開されました。弊社は、2021年頃からハンガリーでの投資プロジェクトの実現に向けて日本製紙株式会社をサポートしております。

日本製紙のハンガリー子会社では、電気自動車の車載用リチウムイオンバッテリー(LiB)の負極材料の一つとして用いられるCMC(カルボキシメチルセルロース)を製造する予定です。CMCの利用範囲が広く、歯磨き粉などのようなコスメティックスおよび紙製品も、様々な日用品に添加物として含まれています。天然セルロースを高純度に精製したパルプを原料として得られるアニオン系水溶性高分子で、環境に優しい素材です。

日本製紙グループが達成したい目標は、CO2排出規制の実施により過去10年で大きく成長した欧州の電気自動車市場に参入することです。ハンガリー工場で2024年末より生産開始し、ヴァーツラート-トで60名の雇用を創出する予定です。

詳しくは、日本製紙グループのウェブサイトをご参照ください。