第7回ブダペストLNGサミットが開催され、24カ国・100社以上のエネルギー業界関係者が欧州のエネルギー安全保障とLNG市場の将来について議論した。参加者らは、中東情勢の緊張を受けてガス供給リスクが高まる中、「欧州はエネルギーミックスを再考する必要がある」との認識で一致した。国際エネルギー機関(IEA)は、供給ひっ迫が想定より長期化する可能性を指摘する一方、新たなLNG生産能力の拡大が中期的には供給不足を緩和するとの見通しを示した。
会議では、LNG価格の上昇リスクも大きなテーマとなった。複数の専門家は、市場が供給ショックのリスクを十分に織り込んでいないと警告し、危機が長引けば欧州はアジア向けLNGを高値で確保せざるを得なくなるとの見方を示した。また、中東欧諸国には供給源の多様化と域内インフラの強化が必要との指摘もあった。さらに、ロシア産ガス依存からの脱却に向け、2027年以降はクロアチア、ルーマニア、オーストリアからの供給拡大が重要になるとの見解が示され、エネルギー安全保障の確保が引き続き欧州の最重要課題であることが強調された。
出典 : 7th Budapest LNG Summit Urges Europe to Rethink Energy Mix - Budapest Business Journal
