ルーマニアとセルビアは、揚水式水力発電所「ジェルダップ3(Iron Gate 3)」計画に関する情報交換を行うための覚書を締結した。ルーマニアは、新たな計画が両国で共同運営する既存の「Iron Gate1」「Iron Gate 2」の運用や発電に影響を与えないことが重要との立場を示している。イリエ・ボロジャン暫定首相兼エネルギー相は、計画の利点や影響を慎重に評価した上で判断すると述べ、ルーマニアとブルガリアの河岸地域の保護やドナウ川の航行への配慮も必要だと強調した。同計画は総設備容量2,400MWの揚水式発電所に加え、風力・太陽光発電400MWの導入も視野に入れ、総事業費は26億3,000万ユーロ、2038年の完成を目指す東南欧有数の大型エネルギーインフラ事業となる見込みだ。一方で、環境への影響や計画策定の透明性を巡ってはセルビア国内で議論も続いている。 

出典 :  https://www.romania-insider.com/romania-serbia-iron-gates-project-july-2026