ウクライナ政府は、大型投資プロジェクト（投資額1,200万ユーロ超）向け機器の輸入手続きを簡素化した。輸入品の内容と数量に関する情報の経済省への提出期限を従来の5日から最大12か月に延長し、機器価格の算出方法を明確化。契約通貨とウクライナの通貨フリヴニャ（提出日基準のNBU為替レート）での併記が義務付けられ、通関時の価格乖離を防ぐ狙いがある。 

政府はすでに、大規模大豆加工工場やブコベルの東欧最大級のアクアパーク、ゴロ・マウンテンリゾート建設など、複数の主要プロジェクトを支援中。また、2022～2025年に購入した農業機械向け「5-7-9％融資制度」の借換え期限も2027年3月末まで延長され、戦時下での農家支援と債務不履行の回避を図っている。 

出典 : Ukraine has simplified the import of equipment for large investment projects. - UBN