Audi Hungária Zrt.は、ジェール工場がセアトクプラテラマールの生産を開始し、アウディの工場として初めて姉妹ブランドの車両を生産するという重要な節目を迎えた。もともと、セアトのサブブランドであったクプラは、2018年から独自の存在へと進化した。Audi Hungáriaのミヒャエル・ブレーメ会長によると、アウディQ3と同じラインで生産されるテラマールの導入により、今後5年間の工場の生産能力は最大化される見通し。

Audi Hungáriaの車両生産担当取締役であるレシュ・ゾルタンは、クプラテラマールとアウディの生産工程が効率的に統合されていることを強調した。クプラテラマールの生産・ロジスティクス担当副社長であるマルクス・ハウプト氏は、フォルクスワーゲングループ内の順応性と協調精神が相乗効果を生んでいると評価した。ハウプト氏は、このようなパートナーシップは競争力を高め、将来の協業機会への道を開くものだと強調した。

クプラのCEOであるウェイン・グリフィス氏は、独立ブランドになって以来、クプラの販売台数は70万台を超えたと発表。テラマールの発売はクプラにとって極めて重要な一歩であり、独自の挑戦力に満ちたブランドを維持しつつ、製品ラインアップと顧客ベースを拡大するものだと述べた。

出典:Budapest Business Journal
画像:Audi Hungária