欧州復興開発銀行(EBRD)とEUは、セルビアの再生可能エネルギーへの移行を支援するため、6,700万ユーロの融資と1,540万ユーロの無償資金協力により、セルビアのブラシンスケ水力発電システムの近代化を行う。1946年から1949年にかけて建設されたこの水力発電システムは、6万世帯に電力を供給する4つの発電所から構成されているが、この70年間、大幅なアップグレードは行われていない。2025年春に開始されるこの再生計画では、タービン、発電機、その他の主要機器が交換され、安定した操業が確保されるとともに、発電容量がわずかに増加する予定だ。セルビアでは、いまだに石炭が電力生産の60%を占めているが、EBRDが支援する再生可能エネルギーのオークションが2023年と2024年に開催され、風力と太陽光エネルギーも拡大している。
出典:EBRD