7月23日、EU-日本ビジネス・ラウンドテーブル(BRT)の日本側共同議長・遠藤信宏氏と、EU側共同議長ベレン・ガリホ氏を代表するジェレミー・グロサス氏が、BRTの2025年政策提言書が石破茂首相に手交されました。石破首相は、日EUが共有する価値観に基づく協力の重要性を強調し、提言書の内容を受け止めつつ、経済安全保障や産業競争力強化といった日・EU間の共通の課題について一層連携を深化させるため、BRTには更なる協力をお願いする旨を伝えた。  

同日に開催された第30回EU定期首脳協議をでは、「共同声明」でBRTに2回言及。7月30日、BRT共同議長は、サミットが自由かつ公正な貿易、多国間主義、産業政策、経済安全保障に重点を置いたことを歓迎し、サプライチェーン多様化や新興技術、気候配慮型産業の促進の重要性を指摘した。また、防衛産業対話や新たな「日EU競争力アライアンス」を支持し、貿易円滑化や投資協力を通じてサミットのコミットメントを具体化する意向を表明した。 

出典 : The EU-Japan BRT submits its 2025 Recommendations, reacts to the EU-Japan Summit’s outcome | EU-Japan