ウクライナの富豪リナト・アフメトフ氏が率いるエネルギー大手DTEKグループ傘下のDRI社は、ルーマニア中央部に位置するムレシュ県に建設した60MWの太陽光発電所「Glodeni II」について、5月20日にルーマニア国家エネルギー規制庁(ANRE)から商業運転ライセンスを取得する予定である。
同発電所は1月に送電網に接続され、これまで試運転を実施しており、正式なライセンス取得後は発電した電力を販売可能となる。DRIは同国内に3つの再生可能エネルギー拠点(合計173MW)を有しており、そのうちのGlodeni I・IIの発電電力の62%は、ルーマニア最大のエネルギー企業OMVペトロムに販売される。また、DRIはダンボヴィツァ県(中央部)で126MWの新規ソーラープロジェクトも着工している。