国際金融公社(IFC)の報告によると、ウクライナのエネルギー企業ガルナフトガス(OKKOブランド)は、ヴォルィーニ州(ウクライナ北西)における風力発電所建設のため、総額1億5700万ユーロの資金調達に合意した。内訳は、欧州復興開発銀行(EBRD)とIFCからそれぞれ6000万ユーロ、黒海貿易開発銀行(BSTDB)から3700万ユーロとなっている。さらに、EUによる保証と英国からの380万ポンドの助成金も含まれる。

総事業費は2億2500万ユーロであり、ガルナフトガス自身も約6800万ユーロを負担する。このプロジェクトでは、合計発電容量147MWの風力タービンを建設し、年間380GWh以上の再生可能エネルギーを生産、年間約24万5千トンのCO₂排出削減が見込まれている。

この取り組みは、ロシアの全面侵攻後に民間主導で行われる発電設備建設としては先駆的なものであり、被害を受けたウクライナのエネルギーインフラの再構築において重要な一歩とされている。

出典:https://ubn.news/okko-will-receive-over-e150m-in-loans-from-three-western-banks-to-construct-a-wind-farm/