ハンガリーと欧州委員会は、これまで凍結されていたEU資金の拠出を再開することで合意した。合意は、透明性向上やガバナンス改革、EU資金管理の改善などを目的とした一連の改革の実施を条件としており、汚職対策の強化や監督体制の改善、欧州検察庁(EPPO)への参加などが盛り込まれている。今回の合意により、ハンガリーはインフラ、エネルギー安全保障、住宅、交通、企業支援などに活用される総額162億ユーロのEU資金を受け取る見通しとなった。
また、高等教育や大学運営に関する追加改革が実施された場合には、さらなる支援も検討される。ハンガリーの学生は来年度からエラスムス交換留学プログラムに完全復帰する予定で、教育分野での協力も前進する。一方で移民政策を巡る議論は継続しているが、マジャール・ペーテル首相はEUの義務を果たしながら厳格な国境管理を維持する方針を示した。今回の合意は、長年続いてきたハンガリーと欧州委員会の関係改善に向けた重要な一歩とみられている。
出典 : EU Agrees to Release Billions in Funding to Hungary - DAILY AUSTRIA NEWS
